続☆2つにわれたチョコレート
そんな甘い時間を邪魔するように。
ちちっ。
小鳥時計がないた。
窓から小鳥がでてきて、6回ないて帰っていく。
「6時…か」
大地は、小さくよっ、と声を出して立ち上がった。
荷物を持つ。
これから塾みたいで、テキストが入った重いカバン。
頭のレベルが違いすぎるから、あたしとは違う塾。
「じゃあ、また明日な。会えて…よかった」
手を軽くふって、扉をあける。
見送ろうと立ち上がった。