小悪魔れんあい
とある喫茶店。
あたしは、この目の前にいるホスト男に無理矢理連れてこられた。
さっきから全然あたしの話しを聞こうとしないこの男に腹が立ってずっと睨んでるんだけど…
悲しい事にこいつはずっと笑ってる。
本当にムカつくくらい楽しそうに笑ってる。
だから、にらめっこだけど男には最初からにらめっこをする気がない…
そんなにらめっこだった。
「何で怒ってんのさー?女の子は常笑顔でいることー!」
ホスト男は明らかに答えが分かっている質問をあたしにしてくる。
その質問にあたしは更に腹を立てる。
そしてついでにその話し方にも!
「…あなたが無理矢理連れてくるから…!」
「え!?同意したと思ってたよ~!ていうか、してなかったんだ?って感じ?」
…ど、同意!?
いつあたしがそんな事しました?!
さっきから勝手な事ばかり言ってくる…!!
ていうか、聞かれたって知らないし!
本当に早く帰りたいよ……!!
「ねぇ、彼氏…いるよね?」
さっきとはうって代わり、全く話の変わった質問をされた。
「いますけど、それが何か…?」
「やっぱりね~。その彼氏って叫心って言う名前?」
「…?!」
あたしの背筋が凍りついた。
…何で名前…?!
この人…何で叫心の名前を知ってるの…!?
「…どういう関係なんですか?」
あたしは低くそう聞き返した。
「何が?」
「叫心と、どういう関係なんですか?!」
「…ん~…と、敢えて言うならぁ…"お互いに大切な存在"…かな?」
ホスト男は軽く笑ってそう言った。
"大切な存在"…?
一体それってどういう関係なのよ…!
ちょっとそっち系想像しちゃったじゃないのー!
えーんっ…!
…ってもしかしたら…もしかしたら…!
叫心…ほんとに女の子に…
ていうか、あたしに飽きちゃったのー!?
あたしは、この目の前にいるホスト男に無理矢理連れてこられた。
さっきから全然あたしの話しを聞こうとしないこの男に腹が立ってずっと睨んでるんだけど…
悲しい事にこいつはずっと笑ってる。
本当にムカつくくらい楽しそうに笑ってる。
だから、にらめっこだけど男には最初からにらめっこをする気がない…
そんなにらめっこだった。
「何で怒ってんのさー?女の子は常笑顔でいることー!」
ホスト男は明らかに答えが分かっている質問をあたしにしてくる。
その質問にあたしは更に腹を立てる。
そしてついでにその話し方にも!
「…あなたが無理矢理連れてくるから…!」
「え!?同意したと思ってたよ~!ていうか、してなかったんだ?って感じ?」
…ど、同意!?
いつあたしがそんな事しました?!
さっきから勝手な事ばかり言ってくる…!!
ていうか、聞かれたって知らないし!
本当に早く帰りたいよ……!!
「ねぇ、彼氏…いるよね?」
さっきとはうって代わり、全く話の変わった質問をされた。
「いますけど、それが何か…?」
「やっぱりね~。その彼氏って叫心って言う名前?」
「…?!」
あたしの背筋が凍りついた。
…何で名前…?!
この人…何で叫心の名前を知ってるの…!?
「…どういう関係なんですか?」
あたしは低くそう聞き返した。
「何が?」
「叫心と、どういう関係なんですか?!」
「…ん~…と、敢えて言うならぁ…"お互いに大切な存在"…かな?」
ホスト男は軽く笑ってそう言った。
"大切な存在"…?
一体それってどういう関係なのよ…!
ちょっとそっち系想像しちゃったじゃないのー!
えーんっ…!
…ってもしかしたら…もしかしたら…!
叫心…ほんとに女の子に…
ていうか、あたしに飽きちゃったのー!?