涙空
バフッ
ベットに顔をこすりつける。
凌眞の声が、頭の中をこだまする。
耳と鼻と頬を真っ赤に染めた凌眞の顔が思い浮かぶ。
嘘じゃ・・ない?
嘘なはず ない。
嘘なはずない。
私はじぶんの頬をつねった。
「イタッ!」
一気に私は、現実に戻される。
何を浮かれているんだ私は。
「次は、私の番だ。」
カーテンを開け、夜空を見上げる。
きらきら光る星たちが、私の背中を押してくれてるように、
1つ1つ存在感を放っている。
~ねぇ。凌眞?あなたの気持ち、受け取ったよ?~
凌眞を信じて私は眠りについた。