僕らの
「は……」
正生の小さな発言には、少なからず、向こうも僕同様驚いていたが、その驚きの理由は僕とは違っていた。
それに気付いたのは、僕がやっとの思いで発言しようとしたのをソイツが遮って狂喜した時だ。
「アハハハハハ!!!!!」
ソイツはいきなり高笑いしだして、そしてこう叫んだ。
「有難う!正生!!俺は嬉しいよ!君が俺を知っていてくれてたなんて!何て嬉しいことだろう!!」
「あ、もしかして、俺のコト好きだったり?」
満面の笑みを浮かべて尋ねるストーカーは、僕にとっては鳥肌ものだった。
でも、正生は違って、まるで、くだらないモノを見ているようで、
「そんなわけ無いでしょ」
こっちの方が怖かったかもしれない。
でも、そう思ったのはほんの数秒で、すぐに正生が無理をしてるって解ると、代わりに僕が喋ってやらないと、守ってやらないとと、正生の前に立って、
「つーか、何の用?」
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