私と彼の365日
「ふーん。じゃあ、やってもらおうかな」
そう言うと月城くんは保健室に入って入口の近くの長椅子に座った
私は保健室にあった救急箱から消毒液を出して月城くんの座っている長椅子の前に膝立ちになった
「ちょっと染みるかもしれないけど我慢してね」
そう言って消毒液を吹きかけると月城くんは顔を少し歪めた
「いてっ!」
「ごめん、痛かった?」
「いや、大丈夫」
消毒液を軽く拭きとって絆創膏を貼った