私と彼の365日

自分の教室に入ると月城くんがクラスの男子に囲まれて
楽しそうに話しているのが見えた



月城くんを見ているとそれに気付いたのか月城くんと目があった


月城くんはニコッと私に笑いかけてくれた


私も微笑み返して自分の席に着いた







それから1年間


月城くんとは「おはよう」と「ばいばい」とたまに話すくらいでそれ以上の事はなかった



それでもたまに話す時の仕草や
他の人に対しての楽しそうな顔…


それを見ているのが好きだった



たとえそれが私に向けられたのもではないとしても









< 17 / 222 >

この作品をシェア

pagetop