私と彼の365日
自分の教室に入ると月城くんがクラスの男子に囲まれて
楽しそうに話しているのが見えた
月城くんを見ているとそれに気付いたのか月城くんと目があった
月城くんはニコッと私に笑いかけてくれた
私も微笑み返して自分の席に着いた
それから1年間
月城くんとは「おはよう」と「ばいばい」とたまに話すくらいでそれ以上の事はなかった
それでもたまに話す時の仕草や
他の人に対しての楽しそうな顔…
それを見ているのが好きだった
たとえそれが私に向けられたのもではないとしても