私と彼の365日

目の前には目を閉じたままの月城くん


月城くんはそっと唇を離すとにこっと微笑んだ




「可愛いって言った仕返し」


「え、今…え?」


「花火」


「え?」


「きれいだよ」





そう言って空に次々と打ち上げられる花火はすごくきれい


でも、私は花火より月城くんの横顔に見とれていた







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