私と彼の365日
結局さっきの言葉は聞けないまま家に帰る事になった
月城くんは家の前まで送ってくれた
「送ってくれてありがとう。
それからこれ…」
私は月城くんにある物を差し出した
それは鈴
「これ、夢鈴って言うんだ。
これの鈴持ってると幸せになれるだって」
「いつの間にこんなの買ってたんだ?」
「あ、月城くんとはぐれてから
色んなとこ歩き回ってたら見つけて…きゃっ!」
言い終わらないうちに月城くんは私を抱きしめた