私と彼の365日

月城くんは抱きしめたまま独り言のように呟いた


「このまま連れて帰りたい…」


すると月城くんはそっと私を離した





顔を上げると月城くんは
たまらなく甘い笑顔で微笑んだ



その笑顔に私の心臓のドキドキがさらに大きくなる




「そろそろ帰ろっか。
もう暗くなってきたし」



気付けば夕日はすでに海に沈んでしまっていた



「うん」








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