恋人ごっこ 〜幼なじみと Love☆battle〜
ハル)「で?明後日どうすんの?何か欲しい物でもあんの?」
アオイ)「えーっと・・・」
−3分後−
ハル)「考えすぎ。」
アオイ)「だって・・・欲しい物とか、あんまり無いんだもん。」
ハル)「ふっ・・・無欲だな、お前。」
アオイ)「あーっ、笑った!!
あるよ、欲!!!」
ハル)「へーぇ?例えば?」
アオイ)「えーーっと・・・
あっ!
「もっと寝てたい」―――みたいな!!」
ハル)「欲じゃねぇし。」
アオイ)Σ(゜Δ゜*)
ハル)「まぁいいや。遊園地でも連れて行こっか?
光流と倉根も誘って、さ。」
アオイ)「!!うんっ!!!」
葵は、効果音がつくとしたら、『ぱぁぁぁぁッ』って感じに違わない笑顔を見せて、頷いた。
ハル)「よしっ、そうと決まれば、早速行くか。」
アオイ)「あっ、あのね!!」
立ち上がった陽を引き止めた。
アオイ)「陽と一緒なら、何処に居たって、楽しいんだよ。」
ハル)「・・・このっ、無自覚がっ!!///」
陽の気持ちなんて、1ミリも知らない葵は、ただニコニコしていた。