恋人ごっこ 〜幼なじみと Love☆battle〜
アオイ)「陽、ごめんね。待った?」
ハル)「いや。
なぁ、葵。」
アオイ)「ん?何?」
ハル)「服、頑張った?」
アオイ)「なっ・・・
うるさいわね、悪い!?
そりゃあ、私には似合わないだろうけど、私だって一応年頃の女子高生だし!
ちょっとくらいは、頑張るもん!!」
そもそも、陽は『似合わない』とも、『悪い』とも言ってないのだが、いきなり核心を突かれ、こんな事を言ってしまった。
ハル)「なんで?似合ってる。
可愛いよ。」
アオイ)「・・・っ//よく堂々と恥ずかしい事が言えるわね。」
ハル)「本当に葵って、素直じゃないよね。
倉根と光流が待ってるだろうし、行くぞ。」
アオイ)「はぁい。」
素直じゃない事なんて、私が一番わかってるわよ・・・。
朝から少し不機嫌な葵だったが、やはり、遊園地デートが楽しみな葵だった。