急性恋愛疾患


「って、け、慶さん!?相手間違ってますよ!お姉ちゃんもうすぐっ…」


とぼけたように首をかしげると
慶さんは思わぬことを口にした


「うん。知ってるよ?有紗ちゃんだよね?」


そうです、有紗です!
だから決して私はお姉ちゃんじゃないわけで、

この態勢はどう考えてもおかしいわけで…


思いもよらない返答に、展開に、私の頭はショート寸前で
パニックに陥ってしまっていて…

自分でも何を口走っているのか
解らないほど…



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