愛されるキモチ。
はぁ…
溜め息ばっかり
母親に言われたことは慣れたはずなのに…
"邪魔なのよ"
…なんで産んだのよ
産まなきゃ良かったじゃない
考えるとズキッと痛む頭
『…使えないやつ…』
ビクッ!
蘇る忌々しい記憶。
いやだいやだいやだいやだ
思い出したくないのに!
気付いたら涙がつたっていた
「…ぐっ……ふえっ…」
強くなれ自分
悲しいなんて感情なんかもたなければいいんだよ
わかってるのに…っ
ブーブー
「…?」
携帯のバイブが鳴った
知らない番号…
誰だろう?
「…はい?」
麗奈じゃないからと思い電話をとった