シュガースパイス
「そう…なんだ…。なんか…嬉しいな」
結菜は優しく笑って、俺の胸に顔を埋めた。
「結菜は?」
「ん?」
「結菜は俺のどこを好きになったの?」
俺は結菜の唇に軽くキスを落とした。
「ん〜…やっぱりあたしも人目見たときからかな。カッコ良くて…優しそうな翔に惹かれた」
「そうか。俺達、最初から両思いだったんだな」
「そうね…」
その言葉を最後に、再び俺は結菜の体に熱いキスを落とした。
聞こえてくる結菜の甘い声。
軋むベッド。
結菜が欲しい。
欲しくてたまらない。