シュガースパイス
「おっ、何だ?合コンか?」
「課長!」
!?
俺はハッと顔を上げた。
そこにいたのは、結菜の実の旦那…成瀬課長だった。
「しっかし松山〜!お前も合コン好きだな〜!」
課長は可笑しそうに歩を見て言った。
「だって彼女欲しいんすよ〜!課長が羨ましいっす!あんな綺麗な奥さんがいて…」
歩は嘆くように課長に言う。
俺はと言うと…特に何も言わず、黙っている。
「松山、お前ならいい女が見つかるさ。俺が保証する。つーか紹介してやろうか?」
「えっ!マジッすか!?」
歩は嬉しそうに課長に近付く。