シュガースパイス
行為を終えた後。
私は体が痺れている為、起き上がれない。
真琴はゆっくりと起き上がり、タバコに火をつけた。
「結菜」
「……なに?」
私はゆったりとした口調で言った。
真琴はフー…と煙を吐いた。
「俺のこと愛してるか?」
「えっ…?」
真琴はそう言うと、私に詰め寄った。
「俺のこと愛してるから…こうして俺に抱かれてるんだよな?」
ドクッ!
心臓が妙な音を立て始める。
“愛してるか?”
確かに…真琴のことは愛してた。
だから結婚したんだし。
けど…
私は……