シュガースパイス
ドアが閉まると、結菜はコートを脱いで椅子に腰掛けた。
「良い部屋ね。居心地もいいわ〜」
結菜はそう言うと、俺を見て、ニコッと微笑んだ。
「だな。結菜は色んな所知ってるんだな」
「ふふっ。主婦友達と食事に行ったりすること多いからかしら。」
結菜は上品に微笑むと、メニューを開いた。
「翔は何にする?全部美味しそうよ〜?」
結菜は俺にもメニューを見せながら言った。
「そうだな〜。ホント全部うまそうだな」
「でしょ?ここは見た目だけじゃないのよ」
結菜は得意気に話す。
俺はそんな結菜を抱き寄せた。