シュガースパイス
甘く苦い体温
――…
「……っ…んっ…」
深く重なる唇。
薄暗く、静かな部屋。
ここは俺が住むマンションの一室。
俺は我慢できず、結菜を部屋に連れ帰ってきた。
「っ、…ぁ」
結菜の着ていたワンピースのファスナーを降ろし、首筋、鎖骨、胸元にキスを落としていく。
パサッと音を立てて、床に落ちたワンピース。
俺は自分が着ているシャツも一気に脱ぐと、結菜に覆い被さった。
雨に濡れた結菜の白い肌。
髪からも雫が滴っていて、いつも以上に色っぽさが増している。