シュガースパイス
「翔…っ…待って……シャワー…」
結菜は力無く、俺の肩を押し返してくる。
瞳には涙を潤ませ、顔を赤くして拒む結菜。
結菜には悪いけど…
そんな顔されたら逆効果だ。
もっと結菜が欲しくなる。
「ごめん、もうそんな余裕ない。俺は結菜の全てを感じたいんだ…」
俺はそう言って、結菜の首筋に顔を埋めた。
結菜からする、甘い香り。
その香りが、また俺をおかしくさせる。
結菜が愛しくて愛しくて、たまらなくなる。