シュガースパイス
「しょ…う……?」
「結菜は…課長に抱かれてる時も今みたいに、甘い声を上げるんだろ…?“真琴”って、呼ぶんだろ…?」
「……っ…」
「なぁ結菜…。結菜が足りねぇよ…。結菜を独り占めしたい。独占したい。……けど…結菜は、課長のモノなんだ…」
俺は結菜をギュッと強く抱き締めた。
俺の心は限界まで来ていた。
結菜を求めるばかりに
自制心が消え去っていく。
課長の元へ帰ってほしくないと、心からの願ってる…。