Sorcery Game

｢遭遇生物情報自動転送は、出会った生物の情報をメインコンピュータに転送する機能よ。

メインコンピュータは、由紀の支給品、エリアロープから作り出されるベーススペースに設置することになってる。

みんなは、携帯からメインコンピュータにアクセスして、生物の情報を確認できるってわけ。

あとは、一斉通信ね。

これは、やってみたほうが早そうだから…

じゃぁ葵!

通話ボタンを長押しして!｣

彩が、傍にいた葵に指示を出し、葵はベージュの携帯の通話ボタンを長押しした。

一瞬の沈黙…



ピリリリリリリリ!

全員の携帯が一斉に鳴り、俺は待ち受けを見た。

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　　　　　３／１８　


石野葵
妹尾彩
一ノ瀬紘佑

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俺も慌てて電話に出た。

すると、３／１８だった数字が、変化する。

４／１８…５／１８…９／１８

数字はどんどん上がっていった。

そして、１８／１８になった瞬間、彩の声が電話から流れてきた。

『みんな大体意味わかったかな?

チャットと電話を組み合わせた感じだと思ってくれればいいかな?』

いやぁ…

彩って天才だな…