Sorcery Game
「あともう一つ!
これはさっき思い付きで入れてみたんだけど…
左のサイドボタンを長押ししてみてくれる?」
思い付きでって…
どれだけアイデア豊富なんだよ…
俺は言われたとおりに左のサイドボタンを長押しした。
さっきまで待ち受けだった画面が地図になり、中山町を映し出した。
その中心には、今俺たちのいる神宝家。
さらに、画面を触ると、神宝家がアップされ、大勢の青い点が現われた。
全ての点がこの部屋にあることから、この青い点は俺達を表しているんだとわかる。
「今、ここにいるみんなは味方だから青い点。それ以外は赤い点で表れるようにしたの。
赤い点にも二種類あって、普通の赤は、まだ会ったことが無くて、敵の可能性がある人。
これが点滅したら、今までに会ったことが有って、敵だと確定されている人。
ちなみに、信用できる人なら、電話帳に登録することで青い点に変えれるの。」
彩は素晴らしいドヤ顔を披露した。
でも、これはそれだけの表情に十分値すると思う。
むしろ、そこらの発明家よりすごい物を一瞬で作ってしまっている。