Sorcery Game

その後俺たちはしばらくつっ立っていたが紘佑の言葉でようやく我に返った。

こんなこと…

魔法なんて嘘に決まっている…

でも、そうじゃないと決める証拠が無い。

そうこうしていると、保健室に行っていたメンバーが戻ってきた。

すぐに紘佑が駆け寄り、絶対話さないという約束で全てを話した。

最初はみんな信じなかったが時間が経つにしたがって信じてくれた。


そして俺たちは先生を起こし、席に着いたんだ。

幸いながら気絶していただけだったため命に別状はなく、都合の良いことに気絶する少し前からの記憶がなくなっていて、変わりに教室に入った瞬間に転けてしまったという記憶になっていた。


時間の感覚が明らかに違うが、有り得ない事も起こしてしまうのが魔法だから仕方がない。


それにしても…


どうしたらいいんだ………

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