じみっくげーむ
ガラッ
『櫂くん?いる?』
揺れるカーテンから漏れる光に照されてうつむいてる櫂くん…
ドクン…
自分でも今胸がはね上がったのがわかった…
でも 私は今のトキメキを信じたくなかった……
「あ…きたんだ?」
『うん? 楽しみだな…』
私は思わずにやけてしまう
だって今日は昨日櫂くんと約束した日なんだもん
はやく先輩の写真…見たいな……
胸を弾ます私は裏腹に悲しんでる櫂くんに気づかないでいた…
「……行こうか?」
『はい!!』
私達はいつもの教室を後にした。