私の恋and事件簿♥
「苺愛っ!」



「おい、大丈夫かよ!何で無茶してんだよっ!!」



兄貴と山下さんが倒れた私の肩を揺すりながら叫んでる。

私は山下さんの手を握り、「死んじゃったら困るでしょ…?」と言う。

私の顔や地面に落ちる2人の涙。

放水が始まる中、片桐さんと市ヶ谷さんが走って来て、片桐さんは男性の状態を確認。



「男性、不足部に熱傷あり」



「苺愛ちゃんは気道熱傷の疑いがあります。お2人は?」



「大丈夫です…」



「俺も大丈夫なんで苺愛を…!」



「市ヶ谷さん、松井さんに救急車をもう一台、応援貰って」



「はい…」



私は「喋らないで」と言われ、山下さんの手を握り、黙ってるしか出来ない。
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