私の恋and事件簿♥
隊長2人は複雑そうな顔で私を見ながら、口先を構えてる。

私は犯人より先に病院に運ばれる事になった。

救急車に兄貴と山下さんと共に乗せられ、兄貴が状況説明してるのを聞く。

片桐さんは私が飛び込んだ理由を知ってる為、寂しそうな表情で、簡易カルテを記入して行く。



「私…消防士…辞める…」



塚本さんに“失格”と言われたからじゃない。

気道熱傷を起こしたからでもないんだ―…。

きっと私は、これからも家族や山下さんに何かあったら、冷静になんてなれない。

頭より体が動いてしまう私にはきっと、向いてるのは、警察官だと思ったんだ。
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