私の恋and事件簿♥
朝礼が終わると、私は北斗に物陰に引っ張られた。

兄貴は爆笑しながらついて来る。



「何でお前が居る?」



「北斗に会いたくて?」



「……ふざけるな」



ーーゴツンッ



「―――あたっ;;」



相変わらず、凶暴な彼氏だ。

むしろ、私も北斗もパワーアップしたと思う。

30になったら、衰えるとも思ったのに。



「お前、ここに来たら結婚しにくいかもな」



北斗は何事もなかったように去って行く。

私は顔を赤くしながら、「結婚する気、あったんだ…」と漏らす。

北斗が何も言って来ないから、結婚しないかと思ってたけど。
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