私の恋and事件簿♥
今朝、兄貴に車で運んで貰ってた箱を開き、ノートパソコンや過去の資料、新しい資料の入ったファイルを片付ける。

北斗の横で、前の席は、2歳年上で、刑事としては半年しかキャリアの違わない沼田孝二ーヌマタコウジーさん。

他の先輩は、小泉ーコイズミーさん・田皆ータミナーさん・西ーニシーさん・勅使川原ーテシガワラーさん。

女性は勅使川原さんだけ。

北斗の同期で独身。

私は嫌な予感を抱えつつ、笑顔で接する事に決めた。



「野神ちゃん、これが最近の事件資料。為になるわよ」



私は“野神ちゃん”と呼ばれる事になった。

兄貴が“野神さん”だから、区別を付けるのにだとか…。



「ありがとうございます」



勅使川原さんから資料を受け取り、目を通した。
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