私の恋and事件簿♥
刑事課は火事の現場に駆け付けもするけど、主な仕事は、賭博や暴力団の摘発が多いようだ。



「私が経験して来た事は、刑事に劣りますね…」



私は資料をペラペラと廻りながら呟く。



「警察官みんなが同じ仕事なら、刑事は不必要。期待されて送り込まれたんだ。今から弱音を吐くな」



北斗は私の頭をボールペンでつつきながら言う。



「…ちょっ!;;
芯が出てるから!;;」



私は北斗の手をバシバシと叩いた。

北斗は「わりぃ(笑)」と笑う。

…また確信犯っ!!

キーッと北斗を威嚇して、私は資料のファイルをブックエンドの間に立てた。
< 138 / 330 >

この作品をシェア

pagetop