私の恋and事件簿♥
「別にー(笑)」



嬉しさに頬の筋肉を緩めっぱなしの私。

兄貴や北斗に「アホじゃねぇの」と言われながら部署に戻る。



「先輩!…と、苺愛さん…?」



3人でエレベーターに乗り込もうとした刹那、後ろから呼び止められた。

振り返ると、髭を生やす、まだ私と歳が変わらない位の人だ。

…えっと、確か…。



「「…小日向?」」



…そうだ!

小日向さんだよ!

後輩を3人も従えちゃって、大出世してない?



「お久しぶりです!」



「小日向さん元気ですか?」



私たちは握手を交わした。
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