私の恋and事件簿♥
小日向さんは、隣街の管轄となる【菊井警察署】の、刑事課主任として、移動したらしい。

最初は他の人に話が行ったらしいけど、北斗たち全員が断ったとか。

あまり期待されてなかった…出世だとか。

苦笑いしか出来ない。



「で、お前はここに、顔を見せに来たのか?」



兄貴は刑事課の来客用ソファーに小日向さんを座らせた。

小日向さんは兄貴の言葉に首を振り、後輩に資料を出させた。



「ちょっとしたお願いがありまして」



兄貴の隣に北斗が座り、2人で資料を覗き込む。

私は自分のデスクに座りながら、その様子を見守る。
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