私の恋and事件簿♥
「失礼しまーす」



私はノックもせず、組長室へと入る。



「志賀銀太郎ーギンタロウーさんですね?」



「おやおや、これはまた、若いお姉さんだこと」



想像とは違い、一見は柔らかい雰囲気のおじいさん。

しかし、北斗が家宅捜査について説明すると、ダークオーラを覗かせた。

…え、何?;;

私は突然の変わりように、少し驚いた。



「こんな若いヤツらを寄越すとは、ナメられたもんじゃな」



「こちらもナメられて気分が悪いですね」



北斗は怯まず、笑ってる。

志賀銀太郎は電話を取ると、内線を繋け始める。
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