私の恋and事件簿♥
ニヤリと志賀銀太郎を見ると、「…すまない。茶棚の裏だ」と、白状した。

私は近くに居た田皆さんに「調べて下さい」と頼み、組長にワッカ(手錠)を掛けた。



「11時52分、脅迫・賭博の両件で逮捕します」



北斗は手錠の鎖部分にロープを縛り、柱へと結んだ。



「地下に行くぞ」



「はい」



私たちは数人の部下を連れて、地下へと降りた。

異臭の立ち込めた暗がりの地下。



「何…ココ…」



明かりを点けると、棺と段ボールの山。



「…え、た、大麻?;;」



「こっちにもあります!」



私は箱を開けて度肝を抜かれた。

写真でしか見た事のない、現物があったからだ。
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