私の恋and事件簿♥
ごちゃごちゃと言ってる兄貴を突き飛ばし、私は係長に飛び付いた。



「え?じゃあ私の移動は?」



「検討も何も却下だ」



「…impossible(あり得ない)…」



何故か英語で本音を漏らす私。



「possible(あり得たんだ)!!」



係長も英語で一喝して来た。

私は下唇を噛みながら、兄貴のデスクの電話で、本庁の警視総監・秘書室に電話を繋けた。



『はい、警視総監・秘書室』



「野神苺愛です」



『お嬢様。いつもお世話になっております。すぐ、お繋ぎ致します』



父親に電話を繋げて貰った。
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