私の恋and事件簿♥
『もしもし、苺愛か?』



「お父さん!何故、本庁の刑事になるルールは厳しいんですかッ!!」



「はぁ?;;」



私の怒鳴り声に、兄貴が呆れた声を出す。

父親は「落ち着きなさい」と言う。



「私は落ち着いてますが…」



『どうしたんだ。あれだけ北斗君と働ける事を喜んでたのに』



喜んだよ。

…喜んだけどッ!!



「わからないんです…もう」



『何がだ』



「ここに居る意味」



私はそれだけを言って、電話を切り、「席を外します」と刑事課を出た。

警ら隊の所に行き、朝礼を終えた千葉さんに声を掛けた。
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