私の恋and事件簿♥
第2部 ⑧〜名教官〜
一階に着くと、覆面を被った男が2人、拳銃を持って、案内課のカウンターに立って居た。
案内課の男性警察官は手を上げて立ち、女性警察官は、ロビーに居た市民の人たちを庇うように、座ってた。
「身を伏せろー!!」
1人の男が、私に拳銃を向けた。
私は「嫌だ」と、自身も銃を構えた。
一触即発…そんな状況に、みんなは息を飲み、追い掛けて来た兄貴たちも、階段から動けずに居る。
「銃を捨てなさい」
「なぁにをー!!」
声からして、明らかに歳上だ。
…おっさんが何をしてんだか。