私の恋and事件簿♥
「どうすれば、許せますか?教官は警察を嫌わずに済みますか?」



「娘を逮捕したヤツを呼べ…!
殺してやる…俺はこの手で殺してやるんだ!!」



私は「それは出来ません」と、志垣教官の前に立った。



「代わりに、私が殺されます。
有望を殺されるわけには、いきませんから」



怖くないわけじゃない。

殺されたいわけでもない。

けど、私が聞いたんだ。

誰が逮捕したとか、関わった人の名前はデータにあったけど、責任は……取る。



「だから、警察を嫌わないで下さい」



私は下唇を噛み締めながら、志垣教官が構える銃の前に立った。
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