私の恋and事件簿♥
第2部 ⑨〜本心〜
―――目を開けると、織姫さんが私の顔を覗き込んでた。
「あ…れ…?」
私、何でここに居るんだろう?
しかも、ここがどこかもわからない。
「良かった、苺愛ちゃん…。
遼太郎から電話が来た時はビックリしたよ。遼太郎は北斗から、連絡が来たみたいだけどね」
織姫さんはそう言って、パイプ椅子に座ってジュースを飲んでる彗君の頭を撫でた。
「ここは…?」
「木ノ島警察病院よ。よく40℃も熱があって平気だったわね!」
…40℃!?;;
人生で最高の高熱でビックリしながら、「はい…;;」と、返事を返した。
…私、何者…。
自分でそう思ってしまう。