私の恋and事件簿♥
…それでも北斗が好き。



「“良い”って何だよ」



北斗はベッドに腰掛けると、焦点が合わない私の目を、ジーっと見て来る。

ボッと、私の顔が赤くなる。

元々、赤かったから、全身が赤くなったかも知れない。



「ごめんな…。俺、勅使川原の俺らを見る目を見て、ハッキリさせようって…他に目を向けさせようとして、考えてたら、お前を悩ませた…」



北斗は寂しそうに見る。

私は首を振り、「何も考えてあげれなかった私が悪いんだよ…」と告げた。

勅使川原の気持ちを考えず、寂しさだけで、勝手な行動ばかりして、最低な事を言った。
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