私の恋and事件簿♥
「吉瀬君、追いなさい!!」



勅使川原さんが暴れてるヤツを押さえに行きながら、吉瀬君に叫んだ。

…あー、もうっ!

私はメガホンを置き、逃走する男を追う。



「待ちな…」



ーーカチャッ

パチンコとスロットの台の電源が落とされた中、やけに、引き金を引く音が建物に響いた。

私が後ろを振り向くと、吉瀬君が、自分の銃ホルダーに、拳銃がない事に顔面蒼白して居た。



「ぶつかった時に、奪ったの?」



「あぁ!トロい警察官だな(笑)」



私はイラッとしながら、自分自身も、銃を構えた。
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