私の恋and事件簿♥
「捨てないと、撃つぞ!!」



「それはこっちのセリフでしょ」



シーンと静まり返ったパチンコ屋。

発泡させて避けても、後ろの吉瀬君にぶつかるかも知れない。

…どうすんのッ!!

私は銃を構えたまま下がり、吉瀬君をスロットコーナーに隠れさせようとする。



「退いてて!あんたがそこに居たら、何も出来ないの!!」



「でも、俺のせいでっ!;;」



吉瀬君は私の左手を掴んで来て、振り払おうとしも、離してくれない。



「ごめんなさい、ごめんなさい山下さん…っ…!;;」



…半泣きだし…。

本当、どうしよ…。
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