私の恋and事件簿♥
関節より少し下の為、動かすと痛いけど、固定して、リハビリして、とか、そんな大きな傷害はなさそうだ。

病院から署に戻ると、係長に怒鳴られてる吉瀬君が居た。



「お前は警察学校で何を学んで来た!!」



「すいません……」



私は兄貴にジャケットを返し、左手で右腕を押さえながら、吉瀬君の横に立った。



「山下さん…」



「“山下さん”、2人いるんだけど。……まぁ、それは良いの。私さ、吉瀬君が何で北斗に憧れたか知りたいんだよね。警察官に興味ないでしょ?」



吉瀬君は私の言葉に、グッと喉を鳴らした。

図星なんだろうか。
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