私の恋and事件簿♥
「もし、貴方たちが犯人を殺し満足されるならば、私はここで撃たれても、警察として誇りに思いますよ。これ以上、関係のない人たちに怪我を負わせずに済むなら」



私は主犯と思われる人の目を見て話した。

目に浮かぶ涙が綺麗で、私はこの人を信じる事にした。

一歩ずつ近付き、銃口を掴み、胸に当てさせた。



「あんた、家族は…」



「旦那と兄が警察として、父親が人質として、ここに居ます」



「…俺らがお父さんを殺せば、君も俺と同じ立場か」



「いいえ、人質の父親も叔父さんも警察です。貴方たちから、決して逃げたりしません」



警察は、犯罪から逃げてはいけない。

犯人に臆してはいけないんだ。
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