私の恋and事件簿♥
「さぁ、どうぞ?」



と、言っといて――。

ーーバキッ

私はタカシと言う人が持つ拳銃を蹴飛ばした。

ーーカシャンッ

拳銃は私たちから少し離れた場所に落ちた。



「やっぱり…私は旦那と居たいので、死ねませんので。15時45分、逮捕です」



そのまま手錠も掛けた。



「私も、貴方と同じですよ。
旦那が居ないと、ダメなんです」



私は田嘉里君に連行するように頼んだ。

他の人たちは、大人しく続く。



「疲れたー…」



私は近くにあったソファーに座った。

父親が隣に座り、「よく頑張った」と、頭を撫でて来る。
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