私の恋and事件簿♥
第3部 ⑧〜2人の影〜
「“美人過ぎる警察官の勇敢な心”…;;」
翌朝に目覚めた私は病院に居て、北斗が見てた新聞を見て恥ずかしさを感じた。
私の特集の横の記事は、火事と私の炎に立ち向かった姿について書かれていた。
新聞とは思えない、平原さんらしさであろう書き方がされている。
嬉しいような、申し訳ないような…複雑な気持ちになってしまう。
私は新聞をたたみ、ベッドに腰掛ける北斗の背中にそっと抱き着いた。
…北斗が居るから、私は頑張れるんだよ。
そんな思いを寄せながら。
朝陽が私たちを照らす。
心を癒すような光り。