私の恋and事件簿♥
コーヒーを飲み終えたら帰るだけ。

腕を組み、来た道を戻る。



「あのぉー…」



すると、署の前で、シルバーカーを押す、腰が少し丸くなったおばあちゃんに話し掛けられた。

私は「どうされました?」と屈みながら声を掛けた。



「新聞を読みましてねぇ」



「“新聞”?」



「はい。それで、貴方に感謝とお願いを…」



おばあちゃんはさっきから暗い表情を繰り返す。

私が北斗の方を向けば、「課に案内して、お茶でも出してあげよう」と言われた為、おばあちゃんを刑事課に案内した。

ソファーに座らせて、お昼を差し出すと、「すいません…」と、頭を下げた。
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