私の恋and事件簿♥
掛ける言葉が見付からず、私はただ、叔父さんの手を握った。

我が家にはもう、両親しか住んでないから、家に住んでは欲しいけど、もう、慣れしたしんだ、日本作りの叔父さん家はないんだ。

寂しくなってる中、帰る準備が進む。

私は叔母さんに叔父さんを任せ、後ろ髪を引かれながら、詰所へと戻った。

事務所で報告書を書いてると、桜山さんが近付いて来た。



「ちょっと良いか?」



「はい」



私を無人の署長室へと呼び出す。

桜山さんは「野神次長が“叔父さん”とは、どういう事だ?」と訊かれた。

私は署長にしか、事実を話してない。
< 31 / 330 >

この作品をシェア

pagetop