私の恋and事件簿♥
第3部 ⑨〜暴走族〜
1時間後、逮捕状も無事に出た。
通常の任務もこなしながら、時間を待つ。
「晩飯はラーメンな」
兄貴は勝手に決めて、出前を頼んでる。
「苺愛ちゃん」
そこに、佐々木さんが現れた。
私は左から視線を感じながらも、「はい」と立ち上がり、帰り支度を済ませてる佐々木さんに近付いた。
「夜の件、小耳に挟んでね」
「……そうだったんですか」
私は眼鏡を外して下を向いた。
佐々木さんが彼女の事で、暴走族を嫌ってる事を思い出した。
佐々木さんの彼女を轢いたチームが違うって事をわかってるけど、胸が苦しくなる。