私の恋and事件簿♥
私の相手は、菱谷省吾。



「総長が逃げるわけ?」



「総長だから、逃げるわけ」



私の問い掛けを馬鹿にしたような返事。



「総長なら、誰よりも先に捕まれよ――ッ」



ーードンッ



「―――グハッ!;;」



私は菱谷の鳩尾に、渾身の一発を喰らわせた。

…馬鹿にしてんなっ!!

こんなガキに見下されるのは、屈辱的。



「総長、菱谷省吾。21時25分…確保」



私は手錠をしっかりと掛け、北斗と兄貴が連れて来た男と一緒に、バスへと乗せた。

ゾロゾロと来るメンバー。

見に来てた近所の人は、ホッとしてる。
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