私の恋and事件簿♥
「赤ちゃん、糖尿かもな(笑)」



「煩い、沼田――ッ!!」



ついに禁句を言った沼田さんを一喝し、私は「よっこいしょっ!」と立ち上がり、痛む腰を擦った。



「苺愛、転けんなよ?」



兄貴はパソコンを見たまま言う。

私は「わかってますよー」と、歩く。

北斗みたいに大きくなるのか、赤ちゃんは少し大きめ。

私はダウンジャケットの上にショルダーバックを掛ける。

トボトボと歩いてると、生活安全課の人にまで、「気を付けて」と言われてしまった。



「ありがとうございます;;(笑)」



頭を下げて、エレベーターに乗り込み、1階のボタンを押した。
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